ごあいさつ

EFE総合研究所は、2003年、20世紀型の大量消費社会が生み出した環境問題に取り組むために発足しました。オゾン層の破壊や酸性雨といった、経済活動の結果として引き起こされた異変が注目されつつあった当時、地球環境と調和して生きる「共生社会」を構築するには何ができるかを考えるため、産官学の垣根を超え、危機感を共有する会員が集まりました。

設立に当たり、私たちは、現代の複雑化した環境問題を考えるために、Education:教育、Food:食、Environment:環境の3つの視点が欠かせないと考えました。経済のグローバル化にともなう大規模な環境破壊、世界的な気候変動がもたらす食糧問題や自然災害、さらには貧困問題や民族対立問題など、現代の環境問題と教育、食の問題はいわば三位一体のものとして考えてゆかねばなりません。EFE総合研究所は、人と社会、自然をホリスティックに捉え、「生命主義」ともいうべき文明に寄与するため、「素の心」(Be Natural)を指針として行動し、会員各々の持つ知識、経験、技術を活かしつつ、その知見を社会に発信してまいります。

EFE総合研究所
理事長
森本政之

[ 3つの視点 ]

Education[教育]

調和のとれた社会は、調和のとれた人格によって実現されると考えています。功利主義が広がり、教育もまた効率重視、結果重視となりがちないま、心の学びには何が必要かを考えていきます。ことに、日本人のもつ素直さや誠実さ、他人への思いやりがどのように育まれてきたのかを見直します。

Food[食]

心と身体の調和は、食物によって育まれます。しかし現在、食糧をめぐるさまざまな問題が世界で起きています。70億人の人類が共生していくために、私たち自身が考え方を変えていかなくてはなりません。地球上のすべての生命のつながりを理解し、自然と食品への感謝を育む啓蒙活動をおこなっていきます。

Environment[環境]

自然環境保護だけでなく、私たちを取り巻く多くの問題が、いまや環境問題と切り離すことができなくなっています。まちづくりや防災、さらには発展途上国の問題なども、広く環境問題ととらえています。地球上のすべての環境は連環しているという視点に立ち、啓発活動に務めます。

Be NATURAL 防災放送システム研究会 江戸の心をまなぶ会 活動報告
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